鼻つまみ
はなつまみ
名詞
標準
uncouth person
文例 · 用例
ドストイエフスキイやボードレエルは、多くの友人から鼻つまみにされたと言ふ話だが、一體藝術の天才といふ奴は、東西古今を通じて人づきあひが惡く、厄介な持てあましものである。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
極く一|克な質で尊大で家一杯ひろがつて我儘を通して居た習慣が、病みついてからは更に募つて、家のものに一日三界あたり散らすので、末の弟の哲と云ふのなぞは、何時ぞや母の云つた悪口をそのまゝに、父の面前で「やい父つちやんの鼻つまみ」とからかつたりした。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
尚「鼻つまみ」というのは、主として人物に対してのみ用いられる形容詞で鼻の表現ではありませぬが、鼻の表現から転化したものである事はいう迄もありませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
主として性格を表わす分では、前に挙げました「鼻つまみ」の外にもっと主観的な形容の方では「鼻下長」とか「鼻毛が長い」という言葉もあります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
二度とあんな事を繰り返したら世界中の鼻つまみになるかも知れぬ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
あれはもうえらい鼻つまみでござりましてな。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
あなたゞつてもう学生ではないぢやありませんか、隣りのマンドリンが煩いなんてよくも図々しく云へたものだ、何処にお酒を飲みに行つたつて屹度鼻つまみに違ひない、几帳面の唄となつたら春雨ひとつ知らないでせう。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
世外どころか、おせっかいにも、他家の台所の帳面まで取りよせて、鼻つまみをされる道楽があった。
— 長谷川時雨 『一世お鯉』 青空文庫
作例 · 標準
あの政治家はスキャンダル続きで、すっかり鼻つまみ者だ。
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彼は職場での態度が悪く、同僚から鼻つまみにされている。
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「あいつは昔から鼻つまみ者で、ろくなことをしない。」
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