一議
いちぎ
名詞
標準
one discussion
文例 · 用例
『君はさういふけれど、人には好不好と云ふものがある、僕はかういふのが好きなのだから仕方が無いぢやないか』 と云ふならば、吾輩も一議なく石川君に同情して其歌を一種の創作と認むるに躊躇しないのである。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
当家へ入って来たのも、何かの縁であろうからと、勧むれば、亭主は気の好き男にて、一議も無く承引なし、「向側の行当の部屋は、窓の外がすぐ墓原なので、お客がございませんから、幽霊でさえなけりゃ、それへ連れて行って介抱してつかわしましょう。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 一議に及ばず、旦那以爲然が、何分大枚の代物であるから、分別隨一と云ふ手代が、此の使を承る。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
あとでゆっくりと謂い聞かすがよかろう」 伯爵は一議もなく、衆みなこれに同ずるを見て、かの医博士は遮りぬ。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
百万円の全部をあなたに捧げても構いませんから……」 名探偵は一議に及ばず引き受けた。
— 夢野久作 『夫人探索』 青空文庫
だからその一知が、牛九郎老夫婦の眼に止まって婿養子に所望されると、両親の乙束区長夫婦は一議にも及ばず承知した。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
」「じゃ……ないけども、これから、この早瀬さんと一議論して、何でも慈善会へ引張り出すんですから手間が取れてよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 一議に及ばず、草鞋を上げて、道を左へ片避けた、足の底へ、草の根が柔に、葉末は脛を隠したが、裾を引く荊もなく、天地閑に、虫の羽音も聞えぬ。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
作例 · 標準
来週の会議で、その企画についてじっくりと一議を交わしたい。
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彼の突然の提案に対し、会場からは一議も出なかった。
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重要な案件ゆえ、一度持ち帰って家族と一議してから返答します。
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報告書の内容について、私は一点だけ一議を唱えたい。
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標準
objection
作例 · 標準
委員長は、この提案について「特に一議を挟む者はいないか」と問いかけた。
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その法案には、いくつかの一議が提出されたものの、最終的には可決された。
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全体としては賛成だが、その一点については「一議を唱えたい」と彼は述べた。
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計画の進行について、彼からは「一議もありません」との返答があった。
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