射線
しゃせん
名詞
標準
line of fire (of a gun)
文例 · 用例
つぎの瞬間には男女が下落したカワセ関係のようにくっついて、街頭の放射線から人口呼吸の必要なところへ立去って行った。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
と、たちまち描は二条の放射線となって露路の奥の方へ逃げてしまった。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
熱の輻射も無線電信の電波も一つの連続系の部分になってしまって光という言葉の無意味なために今では輻射線という言葉に蹴落とされてしまったのである。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
たとえばガラス板を平坦な台の上に置いて上から鉄の球を落として放射線形の割れ目を生ずるという場合に、板の厚さや、球の重量や落下の高さを一定にしてみても、生ずる割れ目の線の数や長さは千差万別であってなかなか一定しない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
これも陽像あるいは陰像のおのおのの場合に放射線の長さや数について統計的の規則は見いだされるが、個々の場合の精確な予想は到底できない。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
この二つの場合に何ゆえに対称的な同心円形が現われないで有限数の放射線が現われるか。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
丸皿形のボルタメーターで、皿の内面に沈着する銀がやはりこの「シャボテン式」の放射線状の縞を成すは周知のことで、この場合は、濃度差による対流渦の結果であることは疑いもないことであろう。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
その存在を認める唯一の手段としては、この放射線のために空気その他のガスの分子が衝撃されて電離し、そのためにそのガスの電導度にわずかながら影響し、従って特別な装置の鋭敏な電気計に感ずるという、そういう一種特別の作用を利用するほかはない。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
作例 · 標準
敵の射線に入らないように、慎重に移動した。
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