鋭感
えいかん
名詞形容動詞
標準
sensitiveness
文例 · 用例
それがよしや暗黒の中に各々幽かに万物照応の理順を秘してゐるとはいへ、鋭感な今の私には松の葉が如何に光り、※が如何に戦慄し、雪の下が如何に肺病の蒼白い皮膚を滑らかな苔の上に擦りつけるか瞭然感知し洞察する事が出来る。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
「これは今世紀の初め、ゲッチンゲンに起った出来事なんだが、オット・ブレーメルという、いかにもウエストファリア人らしい鋭感的な少年が、同地にあるドミニク僧団の附属学園に入学したのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
」「知らないね」「眩しさというものに極端に鋭感な状態……あたしもそうだったけど、滋野はライトにやられて、電気性眼炎というやつになって、失明する一歩手前まで行ったことがあるの。
— 久生十蘭 『雪間』 青空文庫
一見、彼女は鋭感のやうに見える。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
もと豊国国貞の風を慕って、浮世絵師の渡世をして居たゞけに、刺青師に堕落してからの清吉にもさすが畫工らしい良心と、鋭感とが残って居た。
— 谷崎潤一郎 『刺青』 青空文庫
三 びくっと、女は鋭感に振り顧った。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
僕の信念では、近代文化人といふものは非常に鋭感になつて、知性が細やかになり、リアルに聰明な、いはゆる知識人を民衆の基礎としてゐるやうになり、これが文化の進歩の如く見えるが、人間の知性が生活の眞理を追つて知性的に進歩すればするほど、文化といふものは末梢的に繁茂して行く。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
財力的に豊かな甲州勢といえど、また文化的に鋭感な謙信といえど、漸くその全軍に百挺足らずか百二、三十しか持ち得なかったものである。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
作例 · 標準
A musician's keen sense of pitch is crucial for perfect harmony.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
The diplomat's sharp sense for underlying tensions prevented a diplomatic crisis.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
The artist's sensitive awareness of color nuances brought the painting to life.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
Her acute sensitivity to injustice drove her to become a human rights advocate.
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite