旧教
きゅうきょう
名詞
標準
(Roman) Catholicism
文例 · 用例
旧教の尼僧が静粛に聖書に読み耽っている。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
そのガドルフの頭と来たら、旧教会の朝の鐘のようにガンガン鳴っておりました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
構い手のない肺病娘のホツレ毛に引っかかって、見えるか見えないかにわななきふるえつつ、夢うつつのように紅い紅い血を吐き続けさせ、旧教会のステインドグラスに這い付いて、ありがたいお説教の余韻を薄曇らせ、聖書の黒い表紙の手ざわりにザラめいては、祈る者の悲しみをためらわせる。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
また誰かに貰って来たローマ旧教の僧の首に掛け古された様な連珠に十字架上のクリストの像の小さなブロンズの懸ったのを肌へ着けたりして居ました。
— ――親の前で祈祷 『岡本一平論』 青空文庫
欧州にも古えは神林を尊び存せしに、キリスト教起こりて在来の諸教徒が林中に旧教儀を行なうを忌み、自教を張らんがために一切神林を伐り尽せしなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
それだからドイツの政治は、旧教の南ドイツを逆わないように抑えていて、北ドイツの新教の精神で、文化の進歩を謀って行かなくてはならない。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
Revue des Deux Mondes の主筆をしてゐた旧教徒 〔Brunetie're〕 が、科学の破産を説いてから、幾多の歳月を閲しても、科学はなかなか破産しない。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
そのあいだに、下のかたよりホルトガルの宣教師モウロ、四十余歳、旧教の僧服をつけ、頚に十字架かけて出で来り、柳の木かげに身をよせて窺いいると、おいよはやがて合掌して川へ飛び込もうとする。
— ――Were-Wolf―― 『人狼』 青空文庫
作例 · 標準
この港町には旧教の文化が色濃く残っており、日曜の朝には壮麗な大聖堂の鐘が町中に鳴り響く。
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歴史の授業で、宗教改革以降に新教と旧教がヨーロッパ各地で激しく争った背景について学んだ。
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「うちは代々旧教の家系だから、結婚式もカトリックの伝統に則った儀式で行う予定なんだ」
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