背負い投げ
せおいなげ異読 しょいなげ・ぜおいなげ
名詞
標準
seoi nage (judo)
文例 · 用例
いい加減なものであるから、それを取り上げるのはどうかと思うけれども、志賀という個人に対してでなく、そういう言葉に対して、少し言い返したいのである)作品の最後の一行に於て読者に背負い投げを食わせるのは、あまりいい味のものでもなかろう。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
思い入って急所を突くつもりらしく質問をしかけている父は、しばしば背負い投げを食わされた形で、それでも念を押すように、「はあそうですか。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
かつての新聞班パンフレットによる農山漁村の対策に期待した日本の無産者の一部分は、その後の国防絶対至上主義化によって見ごとに背負い投げを食わされたが、政治家風の空頼みが今回国民に多少の期待を吹き込んだということも、話は小さくて稀薄だが、別に之と異った現象ではないかも知れぬ。
— 戸坂潤 『近衛内閣の常識性』 青空文庫
(決然と)腹の底から引っくり返るようにやつらに、背負い投げを食わしてやるのだ――。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
この男には、何度も背負い投げを食わしたけれど、私はこんなアナキストは嫌いなのだ。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
杉本は背負い投げを喰わされたようにどきまぎした。
— 本庄陸男 『白い壁』 青空文庫
お互いに背負い投げをいくども喰い、そしてにがい水をお互いにふんだんに呑ませ合った仲であった。
— 烏啼天駆シリーズ・5 『すり替え怪画』 青空文庫
帆村の力にひかれて、お竜は強く前の方にグッとひかれ、ヨロヨロとなったところを帆村はすかさず、さっと身をうしろに開いたから、大きなお竜の身体は見事に背負い投げきまって、もんどりうって前に叩きつけられ、したたか腰骨を痛めた。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
作例 · 標準
柔道の試合で、見事な背負い投げが決まって一本勝ちとなった。
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彼は得意技の背負い投げで、次々と相手を投げ飛ばした。
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背負い投げは、相手の力を利用する柔道の基本的な技だ。
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