荒肝
あらぎも
名詞
標準
guts
文例 · 用例
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一|言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
其処は端近先ず先ずこれへとも何とも言わぬ中に母はつかつかと上って長火鉢の向へむずとばかり、「手紙は届いたかね」との一言で先ず我々の荒肝をひしがれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
「コラコラ、今から居眠りをするようでは駄目じゃッ」と、髯将軍の銅鑼声はまず車中の荒肝を拉ぐ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
同国人は荒肝を抜かれた。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
青てかの道心頭をも顧みず、女のなまめいたどてらをひっかけて、蛤鍋かなんかをつつきながら、しきりと女に酌をとらせていたものでしたから、右門は大声に叱※すると、まずその荒肝をひしぎました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
それで送別会の席上で、大いに演説でもしてその行を盛にしてやりたいと思うのだが、おれのべらんめえ調子じゃ、到底物にならないから、大きな声を出す山嵐を雇って、一番赤シャツの荒肝を挫いでやろうと考え付いたから、わざわざ山嵐を呼んだのである。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
荒肝をひしぐ どこまでも、不運なクリパー号は、この暴風雨のために、方向舵までも、まげられてしまった。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
太刀川青年の言葉は、敵の荒肝をひしいだ。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
作例 · 標準
荒肝を使って文を作ってみた。
学生たちは荒肝について学習した。
荒肝の使い方は難しい。
先生は荒肝の定義を説明した。