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前額

ぜんがく
名詞名詞-の形容詞
1
標準
forehead
文例 · 用例
大隅君の厳父には、私は未だお目にかかった事は無いが、美事な薬鑵頭でいらっしゃるそうで、独り息子の忠太郎君もまた素直に厳父の先例に従い、大学を出た頃から、そろそろ前額部が禿げはじめた。
太宰治 佳日 青空文庫
男子が年と共に前額部の禿げ上るのは当り前の事で、少しも異とするに及ばぬけれど、大隅君のは、他の学友に較べて目立って進捗が早かった。
太宰治 佳日 青空文庫
武村兵曹は前額を撫でゝ『やあ、だん/″\と目出度い事が集つて來ますな。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
鼻の隆くしかも翼孔の小さいのと前額の広いのとだけは幾分此者の顔面の違常性を調和して居るが、短く刈つた毛髪の下からすぐ看取することの出来る頭の形は又直にその不均斉を思はせる。
平出修 公判 青空文庫
前額と胸とを鋭い岩角に打ちつけて、それが致命傷らしかった。
渡辺温 勝敗 青空文庫
父親の牛九郎の方は仰臥けしたまま、禿上った前額部の眉の上を横筋違いに耳の近くまでザックリと割られて、鶏の内臓みたような脳漿がハミ出している。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
あの音も数本の指と、腕と、人の若者の前額を斬り割いた。
夢野久作 怪夢 青空文庫
もう六十を越えて、それで前額は禿げているが、矍鑠としたシャンとした老人である。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
作例 · 標準
転んで前額を打ち、大きなこぶができた。
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医師は患者の前額に触れ、熱がないかを確認した。
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彼女は前額にかかる髪をそっとかき上げた。
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