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辛子

からし異読 カラシ
名詞頻度ランク #34887 · 青空 80
1
標準
mustard
文例 · 用例
大風の朝も赤し唐辛子 暴風雨の朝、畠の作物も吹き荒され、万目荒寥として枯れた中に、ひとり唐辛子の実だけが赤々として、昨日に変らず色づいているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
村外れの茶店で昼飯を食った時に店先で一人の汚い乞食婆さんが、うどんの上に唐辛子の粉を真赤になるほど振りかけたのを、立ちながらうまそうに食っていた姿が非常に鮮明に記録されている。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
まさか有田の乞食婆の喰っていたあの唐辛子のかかった真赤なうどんと、ポツオリの旗亭のトマトのかかった赤いスパゲッティとの類似のためであろうとも思われない。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
平然と立ち上つて、狸の火傷にれいの唐辛子をねつたものをこつてりと塗る。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
狸汁の運命から逃れて、やれ嬉しやと思ふ間もなく、ボウボウ山で意味も無い大火傷をして九死に一生を得、這ふやうにしてどうやらわが巣にたどりつき、口をゆがめて呻吟してゐると、こんどはその大火傷に唐辛子をべたべた塗られ、苦痛のあまり失神し、さて、それからいよいよ泥舟に乘せられ、河口湖底に沈むのである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
納豆屋の「ナットナットー、ナット、七色唐辛子」という声もこの界隈では近ごろさっぱり聞かれなくなった。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
七味唐辛子を売り歩く男で、頭には高くとがった円錐形の帽子をかぶり、身にはまっかな唐人服をまとい、そうしてほとんど等身大の唐辛子の形をした張り抜きをひもで肩につるして小わきにかかえ、そうして「トーン、トーオン、トンガシノコ」と四拍子の簡単な旋律を少しぼやけた中空なバリトンで歌い歩くのがいた。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
その大きなまっかな張り抜きの唐辛子の横腹のふたをあけると中に七味唐辛子の倉庫があったのである。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
作例 · 標準
この焼き鳥、足りないと思ったら、やっぱり辛子をちょっとつけると美味しい!
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おでんには、やっぱり和辛子だよな。ピリッとくるのがたまらない。
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チューブの辛子じゃなくて、粉から練って作るのが本格的で好きだな。
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