小粒
こつぶ
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #29316 · 青空 405 例
標準
small (of a grain or berry, etc.)
文例 · 用例
どこから射して來るのか樹蔭のやうな緑色の光線を受けて、模糊と霞んでゐるその萬疊敷とでも言ふべき廣場には、やはり霰のやうな小粒の珠が敷きつめられ、ところどころに黒い岩が秩序無くころがつてゐて、さうしてそれつきりである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
乙姫は身にまとつてゐる薄布をなびかせ裸足で歩いてゐるが、よく見ると、その青白い小さい足は、下の小粒の珠を踏んではゐない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
と、私は嘆息する、天地の間には、風が吹くのでなければ、霧が流れるのだ、そのたびに、天幕の中へ、ザアと小粒の雨がそそぎ入る、柱代りの金剛杖が、キュッと呻る、杭に纜われた小舟が、洪水に飜弄されるように、油紙の屋根が、ペラペラ動く。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
疲労の足を引き擦って、石壁の上に登りついたとき、眼は先ず晶々|粲々として、碧空に輝きわたる大雪田、海抜三千百八十九|米突の高頂から放射して、細胞のような小粒の雪が、半ば結晶し、半ば融けて、大気を含んだ、透明の泡が、岩の影に紫色を翳しているのに、眩ゆくなるばかりに駭いた、南方八月の雪!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
足許に白蟻ほどの小粒なのが、空から投げだされて、算を乱して転がっている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ともかくも、赤く焼けてくすぶった熔岩や、白ッちゃけた岩脈のくずや、黒い小粒の砂礫が、無秩序に積み累ねられたところは、九千尺に近い山中というよりも、かきや蛤の殻を積み上げた海辺にでも、たたずんでいるようであった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「十団子も小粒になりぬ秋の風という許六の句にあるその十団子を、もとこの辺で売ってたのだが」 主人はそう言いながら、一軒の駄菓子ものを並べて草鞋など吊ってある店先へ私を休ませた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
小初はやにわに薫の頸と肩を捉えて、うす紫の唇に小粒な白い歯をもって行く。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
作例 · 標準
このコーヒー豆は小粒だが、香りがとても良い。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
畑で採れたトマトは、今年は小粒だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「まあ、見てよ!このブドウ、こんなに小粒なのにすごく甘いんだ!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
small (in stature)
作例 · 標準
彼は小粒ながらも、チームの中心選手として活躍している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その会社の社長は小粒だが、アイデアが豊富で行動力がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「へえ、あの子、小粒だけどダンスのキレがすごいね!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
limited (in abilities)
作例 · 標準
彼は小粒な政治家で、大きな決断を任せるのは難しい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「彼の発言はいつも小粒で、聞いていてがっかりするよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その企業は、規模は大きいが、技術的には小粒だと評価されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash