布巾
ふきん
名詞頻度ランク #40753 · 青空 127 例
標準
dish towel
文例 · 用例
その間に父上は戸棚から三宝をいくつも取下ろして一々|布巾で清めておられる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
「カンパチが脂がのっています、それに今日は蛤も――」 ともよの父親の福ずしの亭主は、いつかこの客の潔癖な性分であることを覚え、湊が来ると無意識に俎板や塗盤の上へしきりに布巾をかけながら云う。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
土間は一面の日あたりで、盤台、桶、布巾など、ありったけのもの皆濡れたのに、薄く陽炎のようなのが立籠めて、豆腐がどんよりとして沈んだ、新木の大桶の水の色は、薄ら蒼く、柳の影が映って居る。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
鶴吉はすぐ又喧嘩があつたのだなと思つて、あたりさはりのない世間話に口を切つて見たが、母は碌々返事もしないで布巾をかけた精進の膳を出してすゝめた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
」 と七輪の上を見計らひ、風呂敷を受取つて、屋臺へ立ち、大皿からぶツ/\と煙の立つ、燒きたてのを、横目で睨んで、竹の皮の扱きを入れる、と飜然と皮の撥ねる上へ、ぐいと尻ツ撥ねに布巾を掛ける。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
」 などと立合はわやわやいうのを、澄したもので、「口切の商でございます、本磨にして、成程これならばという処を見せましょう、これから艶布巾をかけて、仕上げますから。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
土間は一面の日あたりで、盤臺、桶、布巾など、ありつたけのもの皆濡れたのに、薄く陽炎のやうなのが立籠めて、豆腐がどんよりとして沈んだ、新木の大桶の水の色は、薄ら蒼く、柳の影が映つて居る。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
弟子は大きな銅鉢に、何かの薬をいつぱい盛つて、布巾を添へて持つて来た。
— 宮沢賢治 『北守将軍と三人兄弟の医者』 青空文庫
作例 · 標準
食卓を拭くために、清潔な布巾を水で濡らした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は洗い終わった食器を布巾で丁寧に拭いて棚にしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
料理の後は、すぐに布巾で台所をきれいに拭くのが習慣だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash