怪現象
かいげんしょう
名詞
標準
mysterious phenomenon
文例 · 用例
間男が抱くと泣きやむ気の毒さ とんだ怪現象である。
— 海野十三 『江戸推理川柳抄』 青空文庫
そうして同時に今日まで、精神病学界の疑問とされておった幾多の奇怪現象を、極めて簡明直截に説明してしまわれたのです。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
その間じゅう私は、自分の眼の前にぶら下っている一尺四方ばかりの白いハンカチの中から順々に現われて来る怪現象に見惚れて、身動き一つ出来なくなっていた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
魚同志が沖で知らせ合うんだろう……ぐらいの説明で片附けている……いわば海洋の神秘作用と云ってもいい怪現象なんだが、コイツを科学的に研究してみると何でもない。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
しかし、背後の『腑分図』は、その位置から見ただけだと、徒らに色彩が分裂しているのみであって、しかも眩ゆいばかりの、眩耀で覆われているのですから、どこにその像の源があるのか判断がつかなくなって、結局仰天に価する妖怪現象となって残ってしまうのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
すると、無論その光の光源が、硝子盤の附近にあれば、事実あの室に人間が潜んでいたか、それとも、超自然の妖怪現象になるのですが、飽くまでも実在性を信じたい私は、その光源を、硝子盤の遙か後方に持って行ったのです。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
なんと驚くべき怪現象ではないか。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
一体この成長異常などという怪現象の原因というのは、何んなものなのでしょうネ。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫