メタン
メタン
名詞頻度ランク #28474 · 青空 21 例
標準
methane
文例 · 用例
角窓のそのひとつの内部に光のない青いメタンの焔が燃えてるらしい。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
寢がへりを打つ音や、嘆息や、發音の分らない寢言などが、泥沼に出るメタン瓦斯のやうにブツ/\起つた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
ただし、そのころ、神田橋下の外濠も、今のようにメタン臭紛々の泥沼ではなく、お茶の水運河と東西相対して、「早船」と称する軽舟を隅田川に通ずる、溶々(?
— 楠山正雄 『神田界隈』 青空文庫
窓から外に眼を向けると、泡を集めたようにどろりとしたメタン瓦斯の漂う運河をへだて、互に肩を凭り合せて傾いた木造の危険な家並のところどころに、灯火を透した蚊帳の青さが、夏の名残りを見せていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
深い清澄な池の底から、メタン瓦斯の玉が幾つも、昼夜間断なく湧き上っている。
— 豊島与志雄 『北支点描』 青空文庫
寺田は、溜息と一緒に公園へ出ると、なかば習慣的に瓢箪池に突出した藤棚の下に行き、何処かでメタン瓦斯の発生ような、陰惨な音を聴きながらぼんやりとして、あくどい色をした各常設館の広告旗が、五彩の暴風雨のように、やけにヒステルカルに、はたはたと乱れるのを見詰めていた。
— 蘭郁二郎 『魔像』 青空文庫
火のような市街をよそにしんしんとした夜が共同宿泊所をつつむうつふせ死んだようにねいっているおとこたち部屋部屋にメタンガスのような体臭を嗅ぎ、薄っぽい乳汁のようないびきが、萎びたからだにおのれの心臓にきびしくうちたたきながら。
— 大江鉄麿 『市立共同宿泊所』 青空文庫
「いや、いや」 溝ツ川のくろい水面に、フツリフツリと浮いてでるメタン瓦斯の泡をみつめながら、私は思ひかへすのであつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
作例 · 標準
沼地からは、微生物の活動によってメタンが発生している。
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地球温暖化の原因となる温室効果ガスの一つにメタンがある。
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天然ガスの主成分はメタンであるため、燃料として広く利用されている。
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