威勢がいい
いせいがいい異読 いせいがよい
表現形容詞-良い型多音語
標準
vigorous
文例 · 用例
刈り株ばかりの冬田の中を紅もめんやうこんもめんで頬かぶりをした若い衆が酒の勢いで縦横に駆け回るのはなかなか威勢がいい、近辺のスパルタ人種の子供らはめいめいに小さな凧を揚げてそれを大凧の尾にからみつかせ、その断片を掠奪しようと争うのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
「今度ア、なかなか奴らの威勢がいいんですよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「いいえ、日本人の悪口は、威勢がいいだけで、むしろ淡泊です。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
竜泉寺、山谷、今戸のわたし、そりやもう大変な騒よ、おやおや、まあ、素つ裸で、揚屋町の通を伝馬担いで奔るなんて銀ちやん、威勢がいいことねえ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
その火事場から引揚げてきた町火消の一組が丁度ここを通りかかったが、春ではあるし、火事場帰りで威勢がいい。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
こう云うと、ひどく江戸っ子で威勢がいいようであるが、正直をいえば私はあまり雷を好まない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そして、その問が餘りにつかみどころのないことに自分ながら氣づいたらしく、「軍需景氣でだいぶ威勢がいいふうぢやが。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
お前さんとこの親方は威勢がいいばかりで、肴は一向新しくないとか、刺身の作り方が拙くてしようがないとかいう小言もあった。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
作例 · 標準
魚市場では、朝から威勢がいい競り人の声が飛び交っている。
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祭りの神輿を担ぐ若者たちの、威勢がいい掛け声が町中に響き渡った。
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「はい、喜んで!」と、その新人スタッフはいつも威勢がいい返事をして仕事を引き受けてくれる。
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口では威勢がいいことを言っていても、実際に困難に直面すると逃げ出してしまう人は少なくない。
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