後釜
あとがま
名詞
標準
successor
文例 · 用例
マダムは死際に、浜龍にはどうせ好い相手があって、家を出るだろうから、銀子は年も行かないから無理かも知らないけど、気心がよく解っているから、マダムの後釜になって、商売を受け継ぐようにと、そんな意味のことも洩らしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
一方に気の早い内弟子はもう後釜をねらって暗闘を初めているらしい事なぞをおしゃべりの女中からきいた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
自身にも言い聴かせて「私は何も前の奥さんの後釜に坐るつもりやあらへん、維康を一人前の男に出世させたら本望や」そう思うことは涙をそそる快感だった。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
おきんの亭主はかつて北浜で羽振りが良くおきんを落籍して死んだ女房の後釜に据えた途端に没落したが、おきんは現在のヤトナ周旋屋、亭主は恥をしのんで北浜の取引所へ書記に雇われて、いわば夫婦共稼ぎで、亭主の没落はおきんのせいだなどと人に後指ささせぬ今の暮しだと、引合いに出したりした。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
金八は蝶子の駈落ち後間もなく落籍されて、鉱山師の妾となったが、ついこの間本妻が死んで、後釜に据えられ、いまは鉱山の売り買いに口出しして、「言うちゃ何やけど……」これ以上の出世も望まぬほどの暮しをしている。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
彼女は大津の料理屋で仲居をしていたが、一昨年社長の先妻が死んだ後釜にはいった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
MS―DOSの後釜となる二番目のOSとしてIBMとマイクロソフトが共同開発したもので、ついこの間までは誰もその成功を疑っていなかった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そこで内からは女房のお大が糸を引いて、清七の後釜に幾次郎を据える段取りになったのですが、主人も直ぐには承知しない。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
前任の社長の<b>後釜</b>として、若手社員が抜擢された。
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ベテラン監督の<b>後釜</b>探しは難航しているようだ。
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彼女は、長年務めた部長の<b>後釜</b>に指名された。
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「まさか私がこの大役の<b>後釜</b>になるとは思わなかったよ。」
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標準
second wife
作例 · 標準
先妻に先立たれた村長は、隣村から後釜を迎えることにした。
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子供たちは、亡き母の思い出が強いあまり、父の後釜としてやってきた女性にどうしても馴染めなかった。
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スキャンダルで辞任した大臣の後釜には、クリーンなイメージの若手議員が抜擢された。
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カリスマ経営者だった父の後釜に座った彼は、常に比較されるプレッシャーに苦しんでいる。
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