三猿
さんえん異読 さんざる
名詞
標準
three wise monkeys (who "see no evil, hear no evil, and speak no evil")
文例 · 用例
明治二十六年予、故サー・ウォラストン・フランクス(『大英百科全書』十一版十一巻に伝あり)を助けて大英博物館の仏像整理中、本邦祀るところの庚申青面金剛像に必ず三猿を副える由話すと、氏はそれはヒンズー教のハヌマン崇拝の転入だろうと言われた。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
当時パリにあった土宜法竜師(現に高野山管長)へ問い合わせたところ、青面金剛はどうもハヌマンが仕えた羅摩の本体韋紐神より転化せるごとしとて、色々二者の形相を対照し、フランクス氏の推測|中れるよう答えられた(一九〇三年ロンドン発行『ノーツ・エンド・キーリス』九輯十一巻四三〇頁已下、拙文「三猿考」)。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『嬉遊笑覧』に『遠碧軒随筆』を引いて、庚申の三猿はもと天台大師三大部の中、止観の空仮中の三諦を、不見、不聴、不言に比したるを猿に表して伝教大師三猿を創めたという。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
それと同例で庚申の三猿も伝教の創作じゃなかろう。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
それを庚申の三猿もて表わしたというが通説だ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
されば僻地盗難繁かった処々は、庚申に祈りて盗品を求め、盗もまた気味悪くなってこれを返却した例多く、庚申講を組んで順次|青面金剛と三猿の絵像を祭りありく風盛んなり。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
これは衢の神たる猿田彦大神を青面金剛すなわち三猿の親方と同体と心得、道家のいわゆる三尸が天に登って人の罪悪を告ぐるを防がんため、庚申の夜を守って長寿を保たん事をかの大神に祈るの意を述べたと見える。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
現代政治のとり方は、庚申堂に建ててある、三猿の石碑そっくりだ。
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
作例 · 標準
日光東照宮の三猿は、「見ざる、言わざる、聞かざる」の教えを象徴している。
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彼は三猿のように、余計なことには関わらない主義だ。
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「うわー、可愛い三猿の置物だね!」彼女は笑顔で言った。
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