睨め競
にらめくら
名詞
標準
staring contest
文例 · 用例
わななく手頭を引手へ懸けて、胸と共に障子を躍らしながら開けてみれば、お勢は机の前に端坐ッて、一心に壁と睨め競。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
あばたを研究しているのか、鏡と睨め競をしているのかその辺は少々不明である。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
ついでながら、先日ある日本語の上手な漢字も自由に書けるドイツ人から聞いた話によると、漢字を学ぶ唯一の方法は、ただ暇さえあればそれらの文字とにらめくらをする事だといっていた。
— 寺田寅彦 『数学と語学』 青空文庫
先生から押しつけられた植物学は十|分も運動場ではね回った後には、もうすっかり忘れてしまうかもしれないが、一時間植物とにらめくらをしたというそのことの効果は生涯に残るということが可能である。
— 寺田寅彦 『さるかに合戦と桃太郎』 青空文庫
」 ところがこのとき、さっきの喧嘩をした二|疋の子供のふくろふがもう説教を聴くのは厭きてお互にらめくらをはじめてゐました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
」 ところがこのとき、さっきの喧嘩をした二疋の子供のふくろうがもう説教を聴くのは厭きてお互にらめくらをはじめていました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
時計とにらめくらしていると電車が走るわりに時のたつのが遅いのでいくらか気丈夫にもなるが、しかし窓から外を見るごとにまだこんな所かと思う。
— 和辻哲郎 『停車場で感じたこと』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは公園で、笑ったら負けのにらめ競を始めた。
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彼の真剣な顔つきは、まるで誰かとにらめ競をしているかのようだ。
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授業中、先生と目が合い、思わずにらめ競のような状態になってしまった。
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