克明
こくめい
形容動詞頻度ランク #23333 · 青空 242 例
標準
detailed
文例 · 用例
図の左半は比較的込み入っていて、不折邸附近の行きづまり横町が克明に描かれ「不折」「浅井」両家の位置が記入されている。
— 寺田寅彦 『子規の追憶』 青空文庫
それはとにかく「四時」「九時」と時刻を克明に書いている所に何となく自分の頭にある子規という人が出ているような気がする。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
あいつを、あの青みどろを、しかと掴んで計算し、その在りのままの姿を、克明に描寫し、黒白確實に、表現し、それを、やさしい額縁にいれて呈出したい。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
科学が今日のように発達したのは過去の伝統の基礎の上に時代時代の経験を丹念に克明に築き上げた結果である。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
その労働者達の服装も一見むさぐるしいが、よく見ればやはり独逸人の克明な清潔さがはっきり見えます。
— 岡本かの子 『雪の日』 青空文庫
特に就中、身邊記事のくだらない出來事を、茶呑み婆さんの繰言みたいに、絮々細々と――文壇の術語で言へば克明に――書き立てた日本の文壇小説に至つては、義務にも讀めた次第でない。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
然し私は一册づつ拔き出しては見る、そして開けては見るのだが、克明にはぐつてゆく氣持は更に湧いて來ない。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
しかし、そういう反抗も、その経験を繰返えすに従って、一部の兵卒の気まぐれなやり方では、あまりに効果が薄いことを克明に知るばかりだった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
作例 · 標準
彼は航海日誌に、その日の天候や風向きを克明に記録し続けた。
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犯行現場の様子が克明に記された捜査報告書を読み、事件の凄惨さを知った。
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幼い頃の思い出を克明に描写した彼女の自伝は、多くの読者の共感を得た。
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標準
diligent
作例 · 標準
彼は非常に克明な性格で、どんな小さな約束も決して忘れることはない。
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毎日欠かさず家計簿をつけるという克明な習慣が、彼の貯蓄を支えている。
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職人としての克明な仕事ぶりが評価され、彼はついに重要無形文化財に指定された。
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