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両腕

りょううで異読 もろうで
名詞
1
標準
both arms
文例 · 用例
馬場も立ちどまり、両腕をだらりとさげたまま首を前へ突きだして、私の女をつくづくと凝視しはじめたのである。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
若い婦人で小学校の先生らしいのが両腕でものを抱えるような恰好をして拍子をとっている。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
燈台看守はやっと両腕があいたのでこんどは自分で一つづつ睡ってゐる姉弟の膝にそっと置きました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
寺田寅彦 映画雑感(5) 青空文庫
青海流の作法からいうと翡翠の飛込み方は、用意の号令で櫓の端へ立ち上って姿勢を調え、両腕を前方へさし延べるときが挙動の一である。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
だけど、僕、その位なこと、わかる男だ」 薫は女のような艶めかしい両腕で涙を拭いた。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又た密と傍の寝床を見ると、少年は両腕を捲り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被の内に入れてやった。
国木田独歩 二少女 青空文庫
男は二十三四で、どこかの武家屋敷の中間らしく、帯のうしろには木刀をさしていたが、両腕を荒縄で固く縛られて、両足を投げ出して、銀杏の木の根につながれていた。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
彼は久しぶりに再会した娘に向かって両腕を大きく広げ、力いっぱい抱きしめた。
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重い荷物を運んだせいで、両腕が上がらないほど筋肉疲労を起こしている。
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そのボクサーは相手の強烈なパンチを、顔の前でクロスさせた両腕で必死にガードした。
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