槌
つち
名詞頻度ランク #34564 · 青空 617 例
標準
hammer
文例 · 用例
且つ一つには、例の「人の心を見通す」聰明さから、彼一流の思ひやりで、たまたま私と合槌を打つてるのだとも考へた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
こんなにたくさんひとが居るのに、誰も僕を知っていない、僕に留意しない、そう思うと、――いや、そうさかんに合槌うたなくたってよい。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
いまの三鷹の家に就いても、訪客はさまざまの感想を述べてくれるのであるが、私は常に甚だいい加減の合槌を打っているのである。
— 太宰治 『無趣味』 青空文庫
つまり、絵といふからには絵具や画布、大工といふには槌や鉋、まづその道具ですることが面白いのでない限りそのこととはならないのである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
」と兎は上の空で合槌を打ち、「私はどうも、鮒など食べたくもないけれど、でも、あなたがそんなにお好きなのならば、これから一緒に捕りに行つてあげてもいいわよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いまの三鷹の家に就いても、訪客はさまざまの感想を述べてくれるのであるが、私は常に甚だいい加減の合槌を打つてゐるのである。
— 太宰治 『無趣味』 青空文庫
椅子に腰かけている両足の蹠を下から木槌で急速に乱打するように感じた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
常陸の国の天羽槌雄神が作った倭文布の帯だけが、ちらりと女神の腰に艶なる人界の色を彩る。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
大工さんが大きな槌を振るい、木材に釘を打ち付けていた。
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金槌でトントンと釘を打つ音が、作業場に響く。
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オークションで、司会者が槌を叩いて落札を告げた。
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