留める
とどめる
動詞-一段動詞-他動詞頻度ランク #26997 · 青空 3011 例
標準
to stop
文例 · 用例
母は口でこそ、男も女も十五六になれば児供ではないと云っても、それは理窟の上のことで、心持ではまだまだ二人をまるで児供の様に思っているから、その後民子が僕の室へきて本を見たり話をしたりしているのを、直ぐ前を通りながら一向気に留める様子もない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
御飯は勿論茶もほしくないです、このままお暇願います、明日はまた早く上りますからといって帰ろうとすると、家中で引留める。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかしそれはいつまでも見た人の心に美しい永遠の響を留める。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
されどたれあってこの老人を気に留める者もなく、老人もまた人が通ろうと犬が過ぎ行こうと一切おかまいなし、悠々行路の人、縁なくんば眼前千里、ただ静かな穏やかな青空がいつもいつも平等におおうているばかりである。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
おれはほかに行くところがあるからと振り切って行こうとするのを、藤吉がひき留める。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
」 と微笑んで見せて、少いのがその清い目に留めると、くるりと廻って、空ざまに手を上げた、お品はすっと立って、しなやかに柳の幹を叩いたので、蜘蛛の巣の乱れた薄い色の浴衣の袂は、ひらひらと動いた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
四 空中殺人法「神伝流游書」という水泳の伝書を読んでいたら、櫓業岩飛中返などに関する条項の中に「兼ねて飛びに自在を得る時は水ぎわまでの間にて充分敵を仕留めらるるものなり」とか、「船軍の節敵を組み落とし、水ぎわまでの間にて仕留めるという教えはよほど飛びに自在を得ざれば勝利を得る事あたわず。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
現代では競技会でメダルやカップやレコードを仕留めるだけが目的の空中曲技も、昔の武士は生命のやりとり空中組み打ちの予行練習として行なったものと見える。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
標準
to contain
標準
to record (e.g. a fact)