労咳
ろうがい
名詞
標準
pulmonary tuberculosis (in traditional Chinese medicine)
文例 · 用例
兄も……弟も労咳で臥せっておりまする中にタッタ一人の妾が……聊か小太刀の心得が御座いますのを……よすがに致しまして、偽りの願書を差出しました。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
もう長いこと労咳でわしがめんどうみていた無宿者の老人が、急にゆうべ変が来たというて呼び迎いに参ったのでな。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
俊は処女たりし時労咳を病んで※の治を受けた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
癩病、脱疽、労咳、膈、到底|癒る見込みのない病人達でございます」これが松虫の返辞であった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
次男冬次郎|労咳を患い、頼み尠く見えましたので、早速一粒を投じましたところ……」「ふうむ、やっぱり快癒したか」「さながら薄紙を剥ぐがよう」「名薬!
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
無比の難症労咳だからな」 形ばかりに脈を見ると。
— 国枝史郎 『村井長庵記名の傘』 青空文庫
「だがしかし」 ギロリと若者のように目を光らせて先生は、「このままではいかん、このままこの者にこうしたコツコツと身体を動かさずやる仕事をさせておいたなら間違いなく労咳になる。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
そうして死ぬ、現にこれこの通り労咳のトバ口、血を吐いていおる」「……」 黙って玄正は目を伏せた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
昔、労咳は不治の病と恐れられ、多くの若者の命を奪った。
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文学作品の登場人物が血を吐いて倒れる場面は、労咳を患っていることを示唆していることが多い。
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祖母の話によると、彼女の兄は若い頃に労咳で亡くなったそうだ。
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標準
pulmonary tuberculosis
作例 · 標準
彼は過労がたたって労咳を患い、長期の療養を余儀なくされた。
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新選組の沖田総司が労咳であったことは、歴史ファンにはよく知られている。
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衛生環境の悪かった時代、労咳は多くの人々にとって死に至る病だった。
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