足を運ぶ
あしをはこぶ
表現動詞-五段-バ行
標準
to go (to)
文例 · 用例
お父さんもそうたびたび千歳からかけて足を運ぶわけにはいかないしよ」 と父は、いっそう腕を固く組んで、顔を落して説き伏せるように一語一語に力を入れた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
旅館では河豚を出さぬ習慣だから、客はわざわざ料亭まで足を運ぶ、その三町もない道を贅沢な自動車だった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
彼は病気あがりの銀子が、座敷へ現われるようになってから、またひとしきり頻繁に足を運ぶのだったが、ちょうどそのころ経済界に恐慌があり、破産する店もあり、彼も痛手を負い、遊んでも顔色が冴えず座敷がぱっとしなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
それでも、辛い義務で、学校まで重い足を運ぶ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
で、足を運ぶ内に至り着いたので、宛然、城址の場所から、森を土塀に、一重隔てた背中合はせの隣家ぐらゐにしか感じない。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
が、若し跡をつけてでも來ると面倒だと思つて、わざと反對の方向へ足を運ぶ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
坂は緩にして足を運ぶこと容易なり。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
やがて子供は瞳を閉ぢて笛を吹いて行く人、背中を駱駝のやうに曲げて歩く人、二脚の杖にすがつて、一脚の足を運ぶお葉の姿に驚きを感じたことであらう。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
作例 · 標準
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