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鳴神

なるかみ
名詞頻度ランク #8329 · 青空 32
1
標準
thunder
文例 · 用例
そら、燃えさしの処が上になってるから、ぽちぽち黒く、女鳴神ッて頭でさ。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
女は豊雄を追って往って、「君|公庁に召され給うと聞きしより、かねて憐をかけつる隣の翁をかたらい、頓に野らなる宿のさまをこしらえ、我を捕んずときに鳴神響かせしは、まろやが計較りつるなり」と云い、神宝のことに関しては、「何とて女の盗み出すべき、前の夫の良らぬ心にてこそあれ」と云った。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
然るに分娩の際は非常なる難産にして苦悶二昼夜に亙り、医師の手術によらずば、分娩覚束なしなど人々|立騒げる折しも、恰も陣痛起りて、それと同時に大雨篠を乱しかけ、鳴神おどろ/\しく、はためき渡りたる其刹那に、児の初声は挙りて、左しも盆を覆さんばかりの大雨も忽ちにして霽れ上りぬ。
福田英子 母となる 青空文庫
しかるに分娩の際は非常なる難産にして苦悶二昼夜にわたり、医師の手術によらずば、分娩|覚束なしなど人々立ち騒げる折しも、あたかも陣痛起りて、それと同時に大雨篠を乱しかけ、鳴神おどろおどろしく、はためき渡りたるその刹那に、児の初声は挙りて、さしも盆を覆さんばかりの大雨も忽ちにして霽れ上りぬ。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
鳴神のおとの絶間には、おそろしき天気に怯れたりとも見えぬ「ナハチガル」鳥の、玲瓏たる声振りたててしばなけるは、淋しき路を独ゆく人の、ことさらに歌うたふ類にや。
森鴎外 うたかたの記 青空文庫
又思ふ、路の辺をあさりゆく物乞の漂浪人を、栖み慣れし軒端がもとに、休ひゐる賤が翁を斧の柄を手握りもちて、肩かゞむ杣の工を、げに思ひいづ、鳴神の都の騒擾、村肝の心の痍を。
上田敏 海潮音 青空文庫
又思ふ、路の邊をあさりゆく物乞の漂浪人を、栖み慣れし軒端がもとに、休ひゐる賤が翁を、斧の柄を手握りもちて、肩かゞむ杣の工を、げに思ひいづ、鳴神の都の騷擾、村肝の心の痍を。
上田敏 海潮音 青空文庫
鳴神の落ちかゝるごと、※車は今、橋に轟く。
上田敏 牧羊神 青空文庫
作例 · 標準
雷鳴が轟き、まるで鳴神が怒っているかのようだった。
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古来より、鳴神は畏敬の念を抱かせる存在だった。
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遠雷の音が、静かな夜に鳴り響いていた。
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ウィキペディア

『鳴神』(なるかみ)とは、歌舞伎十八番のひとつ。

出典: 鳴神 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0