駐在員
ちゅうざいいん
名詞
標準
resident employee
文例 · 用例
大正何年か忘れたが、緒方大将一行が兵器視察のため欧州旅行の途中ベルリンに来られたとき、大使館武官の招宴があり、私ども駐在員も末席に連なったのであるが、補佐官坂西少将(当時大尉)が五分間演説を提案し最初に私を指名したので私は立って、「何のため大砲などをかれこれ見て歩かれるのか。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
それは、一八七二年六月四日発行の「マンチェスター郵報」紙で、日本医学生|聖リューク療養所より追放さる――という標題の下に、ヨーク駐在員発の小記事にすぎなかった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
豊川は本家の会社で若さと熱情のかわらぬ信義をつくして精進したおかげで、財界理論派の若手のホープとして、重役陣へのゴール・インが約束されていたが、昭和十二年の秋、突然、企画院の経済科学局へ入って戦時資材の調査にヨーロッパへ派遣され、間もなく巴里駐在員になった。
— 久生十蘭 『川波』 青空文庫
「私は現地除隊をして、出来たらUPの駐在員で東京に残りたいと思っていましたので、出来るだけ日本語を勉強しておく必要があったんです」「UPの駐在員にね。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
ところが今年の立春には、丁度その魏氏が宣伝部の上海駐在員として在住、ランドル記者も上海にいるので、再びこの実験をやることになった。
— 中谷宇吉郎 『立春の卵』 青空文庫
郡山の柳沢家に抱えられたかと思ったのも空想で、実際はそれよりもまだ南の小泉の陣屋、水野とかいう大名の領地の一部で、そこの役所の駐在員に読書筆札を教えた嘱託の類だったかもしれない。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
この、「鬼」という綽名をつけられている専売局の駐在員は、さっきから、マンの後から歩いてゆくうちに、下等な慾情をそそられた模様である。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
……本日は、当地方の駐在員である松富五八郎君が、列席できないことは、まことに残念のいたりでありますが、同君は、一週間ほど前、七瀬の水車小屋に隠匿されてあった不法煙草葉を調査、摘発中、ふいに持病の胃ケイレンをおこして以来、病臥中でありまして……」 どっと、会場内に、爆発するような笑い声がおこった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
弊社は海外に多くの駐在員を派遣し、事業拡大を図っている。
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駐在員は現地の文化に適応し、ビジネスを円滑に進める必要がある。
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彼は十年間の駐在員生活を終え、本国へ帰任した。
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