業界
ぎょうかい
名詞頻度ランク #1057 · 青空 70 例
標準
business world
文例 · 用例
と、内川らはマッチ業界の世界統一を企図している瑞典の資本を結合した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
実業界に於ても、学術界に於ても、宗教界に於ても、表面に発現する形式こそ変れ、根底に英雄豪傑的の強く勇ましき精神を有せざる者は、遂に大業を為すに足らず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
追々彼の実業界に於ける声望が高くなり、交際範囲が広くなるにつれ、彼は多忙の身となつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
」「実業界の悪い風だ、それが、待合で無きやものの相談が出来ないやうになつてるんだからねえ。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
伊香保はぼつぼつ避暑客の来はじめる時節で、ここは実業界の名士に、歌舞伎俳優や花柳界など、意気筋の客で、夏は旅館も別荘も一杯になり、夜は石の段々を登り降りする狭い街が、肩の擦れ合うほどの賑わいなのだが、銀子の行った時分には、まだそれほどでもなく部屋は空いていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
もとはその職業界に於ても嘱望されていた一廉の青年紳士だったが、お艶は彼を前途から※ぎ取って来て、わたしに預けた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その主人公の深見氏もまた実業界において稀に見るの人格者として知られていて、財産もあり、男女二人の子供もあり、家庭もきわめて円満である。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
そうしてこの結論は、特に実業界などに志す一部の青年の間には、さらにいっそう明晰になっている。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫