克復
こくふく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
restoration
文例 · 用例
いよいよ平和克復の祝意を表するのだと云って、ふだんは無口の主婦も今夜は流石ににこにこしている。
— 岡本綺堂 『倫敦の一夜』 青空文庫
露西亜と戦争の最中こそ、閉塞隊は大事だらうが、平和|克復の暁には、百の広瀬中佐も全くの凡人に過ぎない。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
大阪では江戸程の騰貴を見なかつたらしいが、当時大阪総年寄をしてゐた今井官之助、後に克復と云つた人の話に、一石二十七匁五分の白米が二百匁近くなつてゐたと云ふことである。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
だが、ナポレオンはヨーロッパの平和克復の使命を楯にとって応じなかった。
— 横光利一 『ナポレオンと田虫』 青空文庫
露西亜と戦争の最中こそ、閉塞隊は大事だろうが、平和克復の暁には、百の広瀬中佐も全くの凡人に過ぎない。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
その老人があの今井克復翁である。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
平和の克復したこの後の時代にジャズ模倣の名手として迎えらるべき芸人の花形は朱塗の観音堂を見たことのないものばかりになるのである。
— 永井荷風 『草紅葉』 青空文庫
伸子が痛感したのは、世界大戦について最も厳粛な感想をもっているのは、必ずしも平和克復という舞台の上でいそがしくしゃべっている人々ではないということだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
長い内乱の末、ついに王権の克復が宣言され、国に平和が戻った。
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彼は失墜した名誉を克復するため、死に物狂いで新しいプロジェクトに取り組んだ。
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戦禍によって荒れ果てた土地だが、人々の努力によって往時の姿を克復しつつある。
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