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不始末

ふしまつ
名詞形容動詞
1
標準
omission
文例 · 用例
ただ平時の不注意や不始末で莫大な金を煙にした上に沢山の犠牲者を出すようなことだけはしたくないものである。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
最早お察しかも知れませんが蔵元屋は自分の運の尽くる処とは知らず、一人娘を貴方様に差上げて、それを因縁にお宅の金を引出いて、自分の家の不始末を拭おうと巧謀んだもの……」「えっ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
今度の留守役は、前の重縁の後見人に何か不始末があったとやらで、厳しい親族会議の末に、幸吉の叔父叔母である、お爺さんとお媼さんとに定められた。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
昨日も君の母様が来て、つくづく若様の不始末を愚痴るのが、何だか僕が取巻きでもして、わッと浮かせるようじゃないか。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
月謝が滞る、叔母に泣きつくと云ふ不始末
泉鏡花 いろ扱ひ 青空文庫
家の中の事を生帳面にしたがる末造には、こんな不始末を見ているのが苦痛でならない。
森鴎外 青空文庫
口やかましいその母が、のぼせ返って、僕の不始末をしゃべるのをそばで聴いていたのだろうと思われた。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
俺に尻を拭いてもらうのを楽しみにイクラでも不始末を仕出かす事になる。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
2
標準
irregularity