篤農家
とくのうか
名詞
標準
exemplary farmer
文例 · 用例
」「さあ、僕なんかには、よくわかりませんけど、篤農家などと言はれてゐる人の中に、ひよつとしたら、あるんぢやないでせうか。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
しかし、篤農家も、篤農家としてあまり大きいレツテルをはられると、だめになりはしませんか。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
新聞社などが無責任に矢鱈に騒ぎ立て、ひつぱり出して講演をさせたり何かするので、せつかくの篤農家も妙な男になつてしまふのです。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
そりやお前にだつて、若い時にや、村の青年團の幹事、年を老りや篤農家なみの仕事は出來ようさ。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
篤農家の高見さんの家へ行ってみると、「この家には百人以上浦上から避難して来ておられます」と、小母さんが南瓜を十ばかり汗をふきふき切りながらいわれる。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
篤農家の松下さんの家ではいつのまにか朝ご飯の支度をととのえてくださっていて、私たちが手を洗い終わったら、どうぞこちらへといわれて、驚いたり、恐縮したりだった。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
今年の馬鈴薯の収穫の話が出たが、その十三戸のうちで、前から篤農家として知られている人が、今年も反当五十俵穫ったのに対し、その組合長は二十五俵しか穫れなかった由である。
— 中谷宇吉郎 『農業物理学夜話』 青空文庫
いろいろ言葉をつくして詳しく説明してたずねてみたが、その返事は「さあそういうことは分りませんな、何といってもあの人はここらでの篤農家で、薯を作ることは上手なんです」というのであった。
— 中谷宇吉郎 『農業物理学夜話』 青空文庫
作例 · 標準
あの篤農家が育てるイチゴは、市場に出回るとすぐに完売してしまうほどの人気だ。
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地域の農業を支える篤農家として、若手農家への技術継承にも力を入れている。
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篤農家のこだわりが詰まった野菜セットを、産地直送の定期便で取り寄せている。
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