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かすれ声

かすれごえ
名詞
1
標準
hoarse voice
文例 · 用例
聞き覚えのある疳高いかすれ声に、おやっと、暗がりにすかして見ると、果して、弟の伝三郎であった。
織田作之助 俗臭 青空文庫
」 私は平伏したまゝ、かすれ声で訊ねた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
と云つて、細君とメイ子は慣れぬ周囲のために苦笑を浮べたが、細君は更に私の耳に、そつと、だが颯爽たる力の籠つたかすれ声で、「それが作次さんなんですつてさ!
牧野信一 R漁場と都の酒場で 青空文庫
あの調子の破れたような金属性のかすれ声はエキゾチックな泣き声である。
小出楢重 めでたき風景 青空文庫
私の満足は頂上に達して踊る様に歩き出そうとすると、今までの様子を傍に立って珍らしそうに見て居た私よりズーット大きい男の子はいきなり賤しいかすれ声を立てて、「ヤーイ、ヤーイ、チャンコロヤイ 男の癖に髪を長くして居やがらあ。
宮本百合子 追憶 青空文庫
」 叫びざま、リキーが艇長におどりかかろうとした時、「リキー、その子供をお放しよ」 それまで隅っこに風呂敷のような布をかぶって、だまっていたケント老夫人が、かすれ声でたしなめた。
海野十三 太平洋魔城 青空文庫
「あれは海の風」コルマックは、低いかすれ声で言った。
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 青空文庫
昨夜私が、墨を磨りながら耳をそばだてた、あの疾風怒濤中のかすれ声は、或は波の上に抛りだされて漂流しつつ、不運な漁夫が必死に叫びつづけた、その呼びごゑではなかつただらうか、或はさうではなくて、相手の機帆船から、闇の中に罹災者をさがしたづねて、声のかぎり呼びつづけたその呼びごゑであつただらうか。
三好達治 海辺の窓 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひいて、かすれ声になってしまった。
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ライブで叫びすぎて、翌日はかすれ声だった。
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「え、聞こえにくい?ごめん、かすれ声で。」
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