掛け買い
かけがい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
credit purchase
文例 · 用例
ことに相場に手を出してからは、無理なやりくりで店の原料仕入れも現金買いは出来なくなり、すべて掛け買いで、それも勘定が延び延びになるから、問屋も安くは売らない、少なくも一割くらいは高く買わされていた。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
貧しさには貧しさのとりえと云うべきか、日頃から掛け買いの出来ないおせんは、年を越す苦労もひとよりは少なく、白くはないが賃餅も一枚|搗いて、かたちばかりに門口へ松と竹も立てた。
— 山本周五郎 『柳橋物語』 青空文庫
「猫のことだがね、私の家には猫を飼わないよ、お前の家なら御勝手だが……」「逃げちゃった」「逃げたでいいならかまわないがね……」「それから その机の上を片づけて、テーブルかけを出しておくれ」 何故そのテーブルかけがいるのかわけがわからない。
— 宮本百合子 『無題(九)』 青空文庫
たったひとつのかけがいのない僕のいのちだ!
— 加藤道夫 『なよたけ』 青空文庫
一年のうち、きまった時しか金の入らない百姓は、どうしても掛買しか出来ない。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
烏の小母さん烏の小母さん 機織つてたチンバタ チンバタ機織つてた木綿の腹掛 機織つてた泣く児に腹掛買つてやれ烏の小母さん 機織つてたチンバタ チンバタ機織つてた更紗の綿入 機織つてた泣く児に綿入買つてやれ。
— 野口雨情 『十五夜お月さん』 青空文庫
元園町の女中に遣らうと思つて四十五銭と云ふ紅入のを一|掛買つたが、外にも何か買はせようとする熱誠と云ふものが主人と小僧さんの顔に満ちて居るので、気が弱くなつて鼠地に蝶燕の模様のある襟を私のに買つた。
— 與謝野晶子 『六日間』 青空文庫
その上骨董に溺れた晩年の重兵衞は、女房のお倉に半襟一と掛買つてやる氣さへ失つてしまつたのです。
— 茶碗割り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、近所の八百屋さんで「掛け買い」をすることも珍しくなかった。
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「今月はお金が足りないから、来月払う約束で、お米を「掛け買い」させてもらえないかな?」
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工事費用は一度に払えないので、業者は「掛け買い」での支払いに応じてくれた。
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「この機械、「掛け買い」できる?分割払いはちょっと…」
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