硝石
しょうせき
名詞
標準
saltpeter
文例 · 用例
そしてドイツ自身も第一にチリ硝石の供給が断えて困るのを、空気の中の窒素を採って来てどしどし火薬を作り出したあざやかな手ぎわをも思い出した。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
」「硝石……塩酸加里。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
その戸棚を開けると、緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだみの葉、中には売薬の版木等がしんみりと交錯がつた一種異様の臭を放つ。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
その戸棚を開けると緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだめの葉、中には賣藥の版木等がしんみりと交錯がつた一種異樣の臭を放つ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
緑青いろの古ぼけた硝子戸棚を、そのなかの賣藥の版木と、硝石の臭と、…………しとしとと雨のふる夕かた、濡れて歸る紺と赤との燕を、しとしとと雨のふる夕かた、蛇目傘を斜に疊んで、正宗を買ひに來た年増の眼つき、…………びいどろの罎を取つて無言つて量る…………禿頭の番頭。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
當時の火藥は硝石・硫黄・柳炭等で作られたもので、大體に於て後世の火藥と相違がないといふ。
— 桑原隲藏 『東洋人の發明』 青空文庫
之は紙筒の中に火藥――柳炭・硫黄・硝石・鐵屑・磁末等――を盛つて、金屬製の棒の先端に釣り下げ、敵が近づくと、別に携帶して居る鐵の鑵の中に入れてある火を取出して、紙筒に火を點ずると、火藥が前方へ十餘歩も飛び出して、爆發するのである。
— 桑原隲藏 『東洋人の發明』 青空文庫
兔に角火藥は支那からサラセン國へ傳つたものと見え、アラブ人は火藥の主要成分である硝石を Thelg as Sin 即ち支那の雪と呼び、火箭の事を Sahm Khatai 即ち支那矢と稱したさうであります。
— 桑原隲藏 『東洋人の發明』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、この村の床下から採取した硝石は、鉄砲の火薬を作るための貴重な戦略物資だった。
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硝石は火薬の製造だけでなく、伝統的な食品保存のプロセスでも利用されることがある。
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白い粉末状の硝石を指先で触りながら、彼は古い文献の記述を裏付けた。
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ウィキペディア
硝石(しょうせき、nitre、niter、saltpeter)は、硝酸塩鉱物の一種。化学組成はKNO3(硝酸カリウム)、結晶系は斜方晶系。日本における古名は、消石、煙硝、焔硝、塩硝など。日本の歴史文献では「煙硝」や「焔硝」は硫黄や炭末を加えた黒色火薬を指すが、加賀藩では「塩硝」と呼ばれ五箇山産の硝石を意味するとされる。
出典: 硝石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0