なのに
なのに
接続詞頻度ランク #8540 · 青空 0 例
標準
and yet
文例 · 用例
それなのに、とど、笑ひ出さずにやゐられない。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
それなのに、都にある時よりも、手紙は遥かに書きたいのです。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
誰しも陰気よりは陽気の方が凡そ好きなのに相違はないのに、「陽気な文学を」といふのが一つの文学上の提案となるためには少しくましな何事かであらねばならぬ。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
それなのに、かうした雑パクな云分といふものは、えてして散漫な現代の如き空気の中では一見よく響いたりするのだ。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
それなのに何時も私の心にはキチツと決つた風景が浮ぶところをみれば、或ひは潜在記臆とでもいふものがあつて、それが然らしめるのではないかと、埒もないことを思つてみてゐるのである。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
それなのにやつぱり人とそのまゝ一緒にゐるといふならば、ただ意志が弱いといふことになるやうなもんだが、それかといつて、ああ今は一人になるべきだといつて一人になつてみたとて、何事にまれさう運ぶものでもない。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
ずいぶんたくさん書くことを用意していた筈なのに、異様にこわばって、書けなくなった。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
なのに、聞けば大家巡りは相当やるさうである。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫