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醜業

しゅうぎょう
名詞
1
標準
prostitution
文例 · 用例
須崎のある人から稲荷新地の醜業婦へ手紙を託されたとか云って、それを出して見せびらかしている。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
元来盆踊りは先祖代々各村落に伝わり、汗を流して働く農民随一の娯楽で、その唄とても、「ままになるならこの丸髷を、元の島田にしてみたい」位なもので、東京の真中、新橋や赤坂等の魔窟で、小生意気なハイカラや醜業婦共の歌う下劣極まる唄に比すれば、決して卑猥なるものという事は出来ない。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
帝都の真中で密売淫や強姦を十分に取締る事の出来ぬ警察力や、待合の二階で醜業婦共に鼻毛を読まれている当世の大臣や役人|輩に、盆踊り位をとやかくいう権能は余りあるまいテ、馬鹿な話である。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
極端な例を挙げれば、醜業婦の渡航を国辱である如く騒ぐは短見者流の島国的愛国論であって、醜業婦の行く処必ず日本の商品を伴い日本の商業を発達させ日本の地盤を固めて行く。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
東露に若干たりとも日本の商業を拡げる事が出来たのは全く醜業婦のお庇である。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
が、こういう極端な保護政策を取って外国貨物を塗絶しようとしているが、独り外国醜業婦の移入に限っては殖民政策の必要から非常に歓迎し、上陸後もまた頗る好遇して営業の安全及び利益を隠然保護している。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
浦塩における日本の商売が盛んに発展しつつあるは畢竟醜業婦の背後に隠れて活動する結果であるから、この特恵に乗じていよいよ益々多数の醜業婦を輸出するは取も直さず益々日本の商業を振う所以である、というのがその頃しばしば二葉亭に力説された醜業婦論であった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
二葉亭の醜業婦論は一時交友間に有名であった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの周辺は、貧しさから醜業に手を染めざるを得なかった人々が暮らす暗い影のある場所だった。
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歴史小説には、時代の荒波に飲まれ、醜業を営む店で懸命に生きる女性たちの悲哀が描かれている。
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社会の構造的な欠陥が、弱い立場にある人々を醜業へと追い込んでいた歴史を忘れてはならない。
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