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骨折り損

ほねおりぞん
名詞
1
標準
waste of labor or energy
文例 · 用例
それでこのような参照用の大部なものを、骨折って始めから終わりまで漫然と読み通し暗唱したところで、すでになんらかの「題目」を持っていない学生にとってはきわめて効果の薄い骨折り損になりやすいものである。
寺田寅彦 案内者 青空文庫
骨折り損を避けるために、骨はさして折れない代わりに決定的な損亡へしか導かない途に留まろうというのが、不精で愚かで卑しい俺の気持だったのだ。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
今までいつも、失敗への危惧から努力を抛棄していた渠が、骨折り損を厭わないところにまで昇華されてきたのである。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
もし、見つかった死体から我々の捜査を始め、それから犯人を捜し出しても、その死体がマリー以外の誰かの死体だとわかったとしたら、あるいはまた、マリーがまだ生きているということにして捜査を始めて、まだ殺されていない彼女を見つけたとしたら、――どちらの場合にしても、我々は骨折り損になる。
『モルグ街の殺人事件』続編 マリー・ロジェエの怪事件 青空文庫
小幡の発議で更に屋敷内の井戸をさらわせたが、深い井戸の底からは赤い泥鰌が一匹浮び出て大勢を珍らしがらせただけで、これも骨折り損に終った。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
しかし、それが又、片っ端から骨折り損になって行くのにはウンザリした。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
正直にそこらを探し廻って骨折り損じゃあるまいか」 千枝松はまたむっとした。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
骨折り損だと思って、もう少しほじって見ろ」 彼は上野の山下まで用達に行って、すぐに家に帰ろうとしたが、また思い返して入谷田圃へ足を向けた。
春の雪解 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
結局、彼の協力は得られず、準備は骨折り損に終わった。
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雨でイベントが中止になり、設営の作業は骨折り損になってしまった。
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彼女に何度忠告しても聞く耳を持たないため、話すだけ骨折り損だ。
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