大和心
やまとごころ
名詞
標準
the Japanese spirit
文例 · 用例
御地は早や南の枝に大和心綻ろび初め候ふの由、満城|桜雲の日も近かるべくと羨やみ上げ候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
しかし、日本人がもしも本来の大和心というものを正しく身につけているならば、世の中が今のようにコチコチになつてしまうはずはないのである。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
たとえば直情径行は大和心の美しい特質の一つであるが、近ごろの世の中のどこを見てもそのようなものはない。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
こうして一度倒錯した価値観は封建時代からずつと現代にまで根を引いているのであるが、それが本来の大和心からどんなに遠いものかは今さら言うまでもないことである。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
そもそも我々の父祖伝来の大和心というものは私が右に述べたような意味における余裕の精神に充ち満ちたものではなかつたか。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
謡をうたい、花をいけ、茶を点じている間に、沖縄人は大和心になってしまったのであります、これまでは薩州と琉球との関係は経済的、政治的でありましたが、ここに至って一歩進んで精神的となりました。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
その例として最多数の日本人を感動せしむる力ありと信ずる敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花の歌を見るに、余は毫もこの歌に感動せられざるのみならず、なかなかに浅薄拙劣なるを見る。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
○うらうらとのどけき春の心よりにほひいでたる山ざくら花 (賀茂眞淵)しきしまの大和心を人とはば朝日ににほふ山ざくら花 (本居宣長) これはおなじく、皇國の心の象徴ともいふべき櫻を讚美した歌であるが、眞淵の歌の方は、自然に無理なく出來てゐて、特に、『やまと心』といふやうなことを露はには云つてゐない。
— 齋藤茂吉 『愛國歌小觀』 青空文庫
作例 · 標準
困難に直面しても諦めない、それが大和心だ。
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武士道は、大和心を体現した精神だと考えられている。
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彼女の振る舞いには、控えめでありながらも強い大和心が感じられる。
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