民族性
みんぞくせい
名詞
標準
racial or national characteristics
文例 · 用例
そうして、もし「いき」という語がわが国語にのみ存するものであるとしたならば、「いき」は特殊の民族性をもった意味であることになる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
しからば特殊な民族性をもった意味、すなわち特殊の文化存在はいかなる方法論的態度をもって取扱わるべきものであろうか。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
特に仏教における先覚者の指導啓発ぶりは、全く仏教をわが民族性に適切妥当ならしめ、その滋養分吸収を容易ならしめたるのみならず、仏教を以て、民族の偉大なる成長発展に正しき歩幅を与えて来たのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
畢竟するに国語と民族性との関係は、表現に於ける形式と内容との関係である故に、その形式されたる国語を見れば、その内容している民族性が、いかなるものであるかが解る筈だ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
この書はまず袁世凱・孫逸仙の人物|月旦に始まり、支那民族性への洞察から、我が国民の彼に対する買被り的同情(この書は大正元年十月刊行。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
一方舶来では各人種それぞれに共通の標準型があって、各その国民性もしくは民族性を代表しているそうであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
これより先き、私はステップニャツクの『アンダーグラウンド・ラシヤ』を読んで露国の民族性及び思想に興味を持ち、この富士の裾野に旅した時も行李の中へ携えて来たが、『罪|与罰』に感激すると同時にステップニャツクを想い起し、かつ二葉亭をも憶い浮べた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
この俗曲論は日本の民族性の理解を基礎として立てた説であるが、一つは両親が常磐津が好きで、児供の時から聴き馴れていたのと、最一つは下層階級に味方する持前の平民的傾向から自然にこれらの平民的音曲に対する同感が深かったのであろう。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
作例 · 標準
粘り強く勤勉な態度は、厳しい気候を生き抜いてきた彼らの民族性をよく表している。
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多様なルーツを持つ人々が集まるこの街では、個人の能力が民族性よりも重視される。
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各国の代表が自慢の料理を振る舞うパーティーは、豊かな民族性が感じられる素晴らしい会だった。
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ウィキペディア
民族性(みんぞくせい)とは、ある民族が持つ性質・心理的特質・気風・思潮・精神・心性のこと。英語ではethnic characteristicsともいう。
出典: 民族性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0