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沈痛

ちんつう
形容動詞
1
標準
grave
文例 · 用例
聲はむしろ沈痛にさへしづんでゐた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
聲の調子そのものから、非常に沈痛の響をもつてた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
いかにその時、あらゆる天才の不運について、藝術家の宿命的な孤獨と悲慘について、彼が沈痛な聲で訴へたか。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
この句には或る象徴的な、沈痛で暗い宿命的の意味を持った暗示がある。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
或る時間的なイメージを持っているところの、沈痛な魂の瞑想が感じられ、象徴味の深い俳句である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
正客の歌人の右翼にすわっていた芥川君が沈痛な顔をして立ち上がって、自分は何もここで述べるような感想を持ち合わさない。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
心はあかしてのたまわねど、太くもの思に沈ませたまい、軽快|濶達なりし昨日に似ず、憂鬱沈痛になりたまえば、どうして良かろうと、ご家来も呆れ果ててぞいられける。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
渠らのある者は沈痛に、ある者は憂慮わしげに、はたある者はあわただしげに、いずれも顔色穏やかならで、忙しげなる小刻みの靴の音、草履の響き、一種|寂寞たる病院の高き天井と、広き建具と、長き廊下との間にて、異様の跫音を響かしつつ、うたた陰惨の趣をなせり。
泉鏡花 外科室 青空文庫
作例 · 標準
事故のニュースに、会場全体が沈痛な空気に包まれた。
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彼は沈痛な面持ちで、事件の顛末を語り始めた。
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その場の全員が沈痛な表情で、故人を偲んでいた。
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