母県
ぼけん
名詞
標準
prefecture of birth
文例 · 用例
ぼけんとしているあいだに牛の仔を持たされてしまったかしらは、くッくッと笑いながら牛の仔を見ました。
— 新美南吉 『花のき村と盗人たち』 青空文庫
あがってきてもかれは、ベソをかいた顔つきで、ぼけんとつっ立っているので、三人はしまつをしてやらねばならなかった。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
文六ちゃんは、ぼけんとしているようでも、もうちゃんと知っているのです、みんなが、じぶんの下駄のことで何といいかわしたか、また、じぶんが咳をしたためにどういうことになったかを。
— 新美南吉 『狐』 青空文庫
そして、ぼけんとしていた。
— 新美南吉 『久助君の話』 青空文庫
木之助はぼけんとつったっていた。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
いちはやく気づいたものがもうふたり、ばらばらとそちらへ走っていくので、春吉君も画板をおいてかけつけると、土手の下に、水を通ずるため設けてある細い土管の中へ、竹ぎれをつっこんでいる先生が、落ちかかって鼻の先にとまっている眼鏡ごしに春吉君を見て、「おい、ぼけんと見とるじゃねえ、あっちいまわれ。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
ねぼけんないっですって……?
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
大分、お前よりも、達者やなあ」「いびりよる婆がいんからのう」「とぼけんとき。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
私の母県である長野県には、今も親戚が多く住んでいる。
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出身地を聞かれたので、母県の特産品について詳しく説明した。
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都会に出て20年経つが、興奮するとつい母県の訛りが出てしまう。
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