厭世主義
えんせいしゅぎ
名詞名詞-の形容詞
標準
pessimism
文例 · 用例
「鴫立つ澤の秋の夕ぐれ」などといふ歌をよむと、昔の厭世主義者の詩境がよくわかる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
ですから私はむしろ厭世主義といってもいいようなもので、余り生きることに張合いを感じない。
— 太宰治 『わが半生を語る』 青空文庫
厭世主義を奉ずる者に至りては、其造れる天地の実世界と懸絶すること甚だ遠しと云ふ可く、婚姻によりて実世界に擒せられたるが為にわが理想の小天地は益狭窄なるが如きを覚えて、最初には理想の牙城として恋愛したる者が、後には忌はしき愛縛となりて我身を制抑するが如く感ずるなり。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
或る者は私の思想をさして、人道主義であるとし、或は悪魔主義、或は厭世主義の詩人であるとし、またロマンチストかリアリストか軍配を挙げ兼ねてゐる。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
その限りにおいても彼の思想を厭世主義と考えることはできない。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
一時の詩興にて浮世を悲しと觀じ、また人間を樂しと觀ずるは、哲學上の厭世主義若くは樂天主義にあらず。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
そして作者の厭世主義には多少の同情を寄せながら、そのカトリック教を唯一の退却路にしているのを見て、因襲というものの根ざしの強さを感じた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
それが生を肯定することの出来ない厭世主義だね。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
作例 · 標準
哲学的立場としての厭世主義(えんせいしゅぎ)は、人生の本質的な価値や意味に疑問を投げかけ、しばしば否定的な見方につながる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
外見上の陽気さにもかかわらず、深い厭世主義(えんせいしゅぎ)の感覚が彼の私的な内省を彩っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その文学運動は、絶望、無益さ、そして存在の不条理といったテーマを探求し、厭世主義(えんせいしゅぎ)に大きく影響されていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite