歯茎
はぐき
名詞頻度ランク #25323 · 青空 46 例
標準
gums
文例 · 用例
……森のめぐりの雨雲は、陰惨な鼠色の隈を取った可恐い面のようで、家々の棟は、瓦の牙を噛み、歯を重ねた、その上に二処、三処、赤煉瓦の軒と、亜鉛屋根の引剥が、高い空に、赫と赤い歯茎を剥いた、人を啖う鬼の口に髣髴する。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
」と平四郎の忍び笑が、歯茎を洩れて声に出る。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
博士|神巫が、亭主が人殺しをして、唇の色まで変って震えているものを、そんな事ぐらいで留めはしない……冬の日の暗い納戸で、糸車をじい……じい……村も浮世も寒さに喘息を病んだように響かせながら、猟夫に真裸になれ、と歯茎を緊めて厳に言った。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
歯茎が真黒だというが。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
歯茎の間にちらりと白いものが見えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
はあ」「歯の生え際には歯茎が痒ゆいんだって言うことよ」 こどもは母親の指をうるさがって、意固地のように歯を食いしばる。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
馬は眼を細め、薄あかい歯茎をむき出し、顫わせながら、さも擽ばゆそうに笑った。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
「この薬を飲んで利かなけりゃ、もうしかたがない、皆でいびってから、餌にしましょうよ、ひっ、ひっ、ひっ」 老婆は歯の抜けた歯茎を見せながらコップを持って少年の傍へ往って、隻手の指端をその口の中へさし入れ、軽がると口をすこし開かしてコップの血を注ぎ込んだ。
— 田中貢太郎 『蟇の血』 青空文庫
作例 · 標準
歯茎から血が出る場合は、歯周病のサインかもしれない。
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歯科医は私の歯茎の状態を注意深く診察した。
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赤ちゃんが歯茎を痒がるので、歯固めを与えた。
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