振粛
しんしゅく
名詞動詞-サ変
標準
strict enforcement
文例 · 用例
勿論、淫魔を駆って風紀を振粛し、且つ国民の遊惰を喝破する事業じゃから、父爺も黙諾の形じゃで、手下は自在に動くよ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
国民はこの政界の颶風を切掛に瞭然と目を覚し、全力を緊張させて久しくだらけていた公私の生活を振粛しようとするであろう。
— 与謝野晶子 『鏡心灯語 抄』 青空文庫
野球試合のときどんな難戦におちいってもかれはマスクをぬぎ両手をあげて「しっかりやれよ」と叫ぶと、三軍の元気にわかに振粛するのであった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
野だは例のへら/\調で「実に今回のバツタ事件及び咄喊事件は吾々心ある職員をして、ひそかに吾校将来の前途に危惧の念を抱かしむるに足る珍事でありまして、吾々職員たるものは此際奮つて自ら省みて、全校の風紀を振粛しなければなりません。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
野だは例のへらへら調で「実に今回のバッタ事件及び咄喊事件は吾々心ある職員をして、ひそかに吾校将来の前途に危惧の念を抱かしむるに足る珍事でありまして、吾々職員たるものはこの際|奮って自ら省りみて、全校の風紀を振粛しなければなりません。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
所謂る政党の弊害を矯正すといふ如きも、先づ内閣の威信を立て、行政の紀律を振粛するに非ずむば、政党の弊害を矯正すこと頗る難事に属せり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
伊藤侯にして果して之れを実行し得るの実力あるに於ては、内閣の威信を立て、行政の紀律を振粛する亦易々の業のみ。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
(五)星征伐の失敗 自由党にして若し果して党紀を振粛するが為に星氏を除名するの必要あらむか、何ぞ比較的信用ある末松、江原等の君子人をして之れを提議せしめざる是れ他なし、党紀振粛は真の党紀振粛に非ず、星除名論は亦唯だ嫉妬的感情の発現に外ならざればなり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
交通違反の取り締まりが振粛され、交通事故が減少した。
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組織内の規律を振粛し、不正行為を許さない姿勢を明確にした。
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政府は法律の振粛を約束し、国民の信頼回復に努めた。
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