生類
しょうるい異読 せいるい
名詞
標準
living things
文例 · 用例
山海万里のうちに異風なる生類の有まじき事に非ず」と云ったとしてある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
蝶、蜻蛉、蟻、蚯蚓、目を遮るに任せてこれを屠殺したが、馴るるに従うて生類を捕獲するすさみに熟して、蝙蝠などは一たび干棹を揮えば、立処に落ちたのである。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
山ながら、川ながら、御前様が、お座をお移しなさりますれば、幾万、何千の生類の生命を絶たねばなりませぬ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
雀などいふ生類がなつくといふのは、仏様のやうな人でなければないことですよ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
江戸幕府の衰亡 江戸幕府は、三代将軍家光に至つて、あらゆる機構が整ひ、武家政治は完成された形を示したが、五代将軍綱吉に至つて、幕府の太平が謳歌される傍ら、綱吉の偏執的な性格や、生類|憐愍令や、悪貨鋳造などからの影響もあつて、太平の余弊たる享楽主義が天下を風靡した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
生類は進化するかのようにしか考えられない。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
公の生類御憐愍を悪くいふ奴があるが、畢竟今の欧羅巴で喧ましくいふ動物保護で人道の大義に協つてるものだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
由なき理由を申し立てて、生類憐れみの令を施行したのもその護持院隆光だったからです。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
作例 · 標準
この保護区では、多様な生類が手つかずの自然の中で暮らしている。
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法律は、人間だけでなく、すべての生類に対する敬意を説いている。
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「あの島は、希少な生類が多く生息しており、学術的にも非常に価値が高い場所だ。」
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