功を奏す
こうをそうす
表現動詞-五段-サ行
標準
to succeed
文例 · 用例
如かず人情を棄てて公道に就き、眼前に下枝が虐殺さるる深苦の様を傍観せんか、と一度は思い決めつ、我同僚の探偵吏に寸鉄を帯びずしてよく大功を奏するを、栄として誇りしが、今より後は我を折りて、身に護身銃を帯すべしと、男泣に泣きしとなん。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
嗚呼人よ、東海君子国の世界に誇負する所以の者は、一に鮮血を怒涛に洗ひ、死屍を戦雲原頭に曝して、汚塵濛々の中に功を奏する戦術の巧妙によるか。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
「それはしばしば功を奏するやり方で。
— THE REIGATE PUZZLE 『ライギット・パズル』 青空文庫
文化、文政、天保間の伝奇小説に応用されたる、丑の時詣なんど謂えるものの実際功を奏すべしとは、決して予の信ぜざるところなるも、この惨怛たる光景は浅次郎の身に取りて、喜ぶべきことにはあらずと思いき。
— 泉鏡花 『黒壁』 青空文庫
三冬の育教、来年の春夏に功を奏するか。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
空気、乾湿の度を失い、太陽の光熱、物にさえぎられ、地性、瘠せて津液足らざる者へは、たとい肥料を施すも功を奏すること少なきのみならず、まったく無効なるものあり。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
一事に功を奏すれば、したがってまた一事に着手し、次第に進みてやむことなくば、政府の政は日に簡易に赴き、人民の政は月に繁盛をいたし、はじめて民権の確乎たるものをも定立するを得べきなり。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
故あつて中途にして召還されて、十分の偉功を奏することが出來なかつたが、兔に角東漢の西域經營の最後を飾つた一人である。
— 桑原隲蔵 『東漢の班超』 青空文庫
作例 · 標準
彼の緻密な計画が功を奏し、プロジェクトは見事に成功した。
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治療の甲斐あって、薬が功を奏し、病状は回復に向かっている。
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奇襲作戦が功を奏し、敵は混乱に陥った。
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