手代
てだい
名詞
標準
sales clerk
文例 · 用例
要所、要所の手くばりもあらましここにすみぬれば手代が下知の一聲に家臺をゆする物音やたまたま晝の閑寂に庭の椿の落つる頃。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
西洋人を乗せた自動車がけたたましく馳け抜ける向うから紙細工の菊を帽子に挿した手代らしい二、三人連れの自転車が来る。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
○=内部 徳兵衛、番頭手代に当り散らして居る。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
○=源兵衛宅表 番頭の長吉や手代が提灯持って娘を探しに八方へ走る。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
向うから番頭の長七や手代がやって来た。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
手代や長七のお礼の言葉も上の空。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
手代の伊吉が忙しそうにそろばんを弾いている。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
「いらっしゃいませ」と手代の伊吉。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の商家の手代は、店の運営を任される重要な役割を担っていた。
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彼は若くして才能を見出され、番頭の手代として働き始めた。
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江戸の大店では丁稚が年季を積んで手代に昇格するのが一般的な出世の道だった。
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手代(てだい)は、江戸時代中期以降に、郡代・代官などの下役として農政を担当した下級役人である。地方役人(じかたやくにん)のひとつ。江戸幕府の幕臣で郡代・代官の下役に就けられた者は手付(てつけ)、手附(てつけ)と呼び、ほかにも全国的にさまざまな呼称や似た役職があった。江戸幕府の勘定奉行配下の御林奉行・蔵奉行などの下役にも手代という役職があった。また転じて、商家の従業者の地位をあらわす言葉ともなる。
出典: 手代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0