一人息子
ひとりむすこ
名詞
標準
only son
文例 · 用例
勲功によって貴族に列せられようという内意があったが辞退したので、爵位はその夫人に授けられ、夫人からその一人息子の John James Strutt(一七九六―一八七三)に伝えられた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
今から三十五年の昔のことであるが或る田舎の退役軍人の家で大事の一人息子に才色兼備の嫁を貰った。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
飾られた奧さんの寫眞が眼に就く度ごと、母に先立たれた一人息子の耕一君の不幸不運が身に染みて感じられた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
それで、一人息子の清三は高等商業を卒業する筈だった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
何れ老後の厄介を見て貰わねばならない一人息子である。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
が、人々は却って皮肉に、「お前んとこにゃ、なんぼかこれが(と拇指と示指とで円るものをこしらえて、)あるやら分らんのに、何で、一人息子を奉公やかいに出したりすらあ!
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
云々というような事で、イサクはどうやら父に殺されずにすんだのであるが、しかし、アブラハムは、信仰の義者たる事を示さんとして躊躇せず、愛する一人息子を殺そうとしたのである。
— 太宰治 『父』 青空文庫
」 その青年の名は、小川新太郎といって、日本海に面した或る港町の、宿屋の一人息子だという事を、私は知っていた。
— 太宰治 『母』 青空文庫
作例 · 標準
一人息子が巣立っていくのを見て、母親は感慨深げだった。
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彼は一人息子なので、親からの期待が大きかった。
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一人息子が将来家業を継いでくれることを願っている。
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