牧笛
ぼくてき
名詞
標準
shepherds pipe
文例 · 用例
その水上に架する小さい橋には、牛に騎した牧童が牧笛を吹きながら、通り過ぎている。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その寂寞を僅かに破るものは、牧童の吹き鳴らす哀切なる牧笛の音であるのだろう。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
卷頭の『牧笛』は、ずつと以前テオクリトスやヰルギルの牧歌を愛讀したことがありまして、あゝいつたやうな草の香と、野の悲みとを歌つてみたいと思つて試みた作品です。
— 薄田泣菫 『詩集の後に』 青空文庫
その水上に架する小さい橋には、牛に騎した牧童が牧笛を吹きながら、通り過ぎてゐる。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その寂寞を僅かに破るものは、牧童の吹き鳴らす哀切なる牧笛の音であるのだらう。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
傳説のなかに聞いてゐるやうなその牧笛のひゞき、ロオランが最後に吹き鳴らしたやうな古來からの響、幾人もの詩人に瞑想を與へた不思議なひゞき、それが霧のなかに斷續して傳はつて來る。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
どうぞ お前の愉快な 牧笛でわが 胸を浄めて呉れこの寂しい微笑を忘れさせて呉れ一生の恋 わが愛わが愛はあわれな〔五字分空白〕となる。
— 宮本百合子 『初夏(一九二二年)』 青空文庫
小さいレーニンの肖像が、まるでフランス流に細そり、軽くアレンジされた鎌と槌の間について居て、まわりには、桃色のプラスターでギリシアの仮面や、牧笛などが装飾だ。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
アルプスの山々に、牧童が吹く牧笛の音が寂しく響き渡っていた。
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遠くの丘から聞こえてくる牧笛の旋律は、旅人の心を穏やかにさせてくれる。
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彼は古い羊飼いの家系で、代々伝わる手作りの牧笛を大切に持っている。
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