森林帯
しんりんたい
名詞
標準
forest zone
文例 · 用例
それでも、森林帯に入るとさすがに涼しい、中でもシャスタ樅と呼ばれる喬木の一種は、この山、特有とまでゆかなくても、この山の産として最も名高いのであるが、富士の落葉松を、富士松と呼ぶたぐいであるかも知れない。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
土地の人たちは、この森林帯の立派さを艶説しているが、レイニーア火山や、ベエカア火山の、それに競べると、さほどの物ではない。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
森林帯の尽きるところから、大雪渓が始まるが、この雪渓の長々しい傾斜は、さすがに白馬岳あたりの比ではない。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
また方面によっては、二合目位から以下に、雪が及んでいないのは、それも実際雪がないからではなく、森林帯の黒木のために截ち切られているからである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
真直ぐに行けば戸数十軒あまりの十里木という峠村を越えて、駿河湾に面した裾野の森林帯を横切って大宮の方へ行くのである。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
あたりの森林帯もすつかり春めいて彼方此方の炭焼小屋から立ち昇る煙りまでが見るからに長閑らしく梢の間を消えてゆきます。
— 牧野信一 『舞踏会余話』 青空文庫
風景は、モスクワを出た当座の豊饒な黒土地方、中部シベリアの密林でおおわれた壮厳な森林帯の景色とまるで違い、寂しい極東の辺土の美しさだ。
— 宮本百合子 『新しきシベリアを横切る』 青空文庫
と眼の下に森林があたかも行手を遮るように長く一筋延びていたが、すなわちそこから四合目の森林帯が始まるのであった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
作例 · 標準
標高が高くなるにつれて、植生が変わり森林帯も変化していく。
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極地に近い森林帯では、樹木が低木化する傾向にある。
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赤道付近には熱帯の森林帯が広がっている。
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