針葉樹林
しんようじゅりん
名詞
標準
conifer forest
文例 · 用例
峠が上り下りして、森らしくなる、杜鵑がしきりに啼く、湯治の客が、運んだ飜ぼれ種子からであろうが、栂の大木の下に、菜の花が、いじけながらも、黄色に二株ばかり咲いていた、時は七月末、二千|米突の峠、針葉樹林の蔭で!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それからまた針葉樹林を駈け下りる、水の音がするすると、樹の間を分けて上って来るようだ、水!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
この峠は上下七里の間、一軒の人家をも見ず、唯だ間斷なくうち續いた針葉樹林の間を歩いてゆくのである。
— 草鞋の話旅の話 『樹木とその葉』 青空文庫
栂や樅などの針葉樹林であつた。
— 自然の息自然の聲 『樹木とその葉』 青空文庫
やがて、渓ばたを離れて路はやゝ嶮しく、前後左右の見通しのきかない様な針葉樹林の中に入つてしまつた。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
森の屋敷は鬱蒼たる針葉樹林に取り巻れて、大昔の面影をその儘伝へたピラミツド型の斜面を持つた草葺屋根を二棟に分つた館を中心にして、池を囲らせてゐる。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
それ等の山々谷々は、悉く紅葉植物に蔽われているので、同一色のくすんだ針葉樹林などと違い、現在においても葉色にさまざまのニュアンスとトーンが出ており、眼に甚だ心地よい刺激を与える。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
対岸は茫とかすんでいるが、近くの山々や半島は、黝ずんだ針葉樹林をちりばめて、眼がさめるほどの鮮かな紅葉である。
— 豊島与志雄 『山上湖』 青空文庫
作例 · 標準
寒冷な気候の地域では、広大な針葉樹林が広がっている。
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針葉樹林の中を歩くと、ひんやりとした空気が心地よい。
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針葉樹林は、多くの野生動物の生息地となっている。
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