愚答
ぐとう
名詞
標準
foolish answer
文例 · 用例
それが責められるとしても、これ以上愚答を述べるのは堪へ難いし、金瘡や接骨の藥法は素より知悉してゐないのであるから、その妙術を惜んで傳へぬのでもない。
— 蒲原有明 『詩の將來について』 青空文庫
「車内で射ったんでしょうと思います」 専務車掌の倉内は、警部の愚問に匹敵するような愚答を臆面もなくスラリと述べた。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
かうなつては遠慮も無用と先は宗匠家元の心意気にて小説のつくり方いかがとの愚問に対する愚答筆にまかせて書き出すといへどもこれ元より具眼の士に示さんとするものならず。
— 永井荷風 『小説作法』 青空文庫
しかしこれが一番の愚答なのである。
— 中谷宇吉郎 『琵琶湖の水』 青空文庫
こっちが女なんですもの」 お延はこれも愚答だと思った。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
しかしお延はすぐこの愚答を活かしにかかった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
」 小指の反った白魚の目は、紅い指環にうつして、消えそうな身を三口ばかり、歯に触りそうにもないのを、あんぐとうけて、むしゃむしゃと噛んだと思うと――どたりとそのすんなりした背に崩込んで、空色地に雪間の花を染模様の帯のお太鼓と、梅が香も床しい細りした襟脚の中へ、やたらに顔を押込んで、ぐたりとなった。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
ペットは、くさった床板のはがれたところからもぐって、板の間へ出て、昔、モオリスさんがよく本を讀んでいた部屋へはいって、部屋のすみっこへ、もぐもぐとうずくまって寢るようになった。
— 林芙美子 『美しい犬』 青空文庫
作例 · 標準
私の愚答で申し訳ありませんが、これが精一杯です。
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先生の質問に対し、生徒はしどろもどろの愚答を返した。
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彼の愚答は、議論の方向性を混乱させるだけだった。
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標準
one's answer
作例 · 標準
「これは私の愚答ではございますが…」と彼は前置きして意見を述べた。
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私の愚答が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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先生は、彼の愚答にも真剣に耳を傾けてくれた。
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